浅古泰史(2016) 『政治の数理分析入門』木鐸社
本書の概要
内容紹介:
本書は,政治の数理分析について包括的に理解したい読者にとって最適な入門書.特に民主主義下の国内政治問題として,選挙,議会,利益団体,官僚などに関する数理分析を幅広く紹介している.更に一票の格差や両院制の是非,議員報酬など現在でも問題になる政治問題を数理分析の視点から議論する.ゲーム理論を学んだことがない読者を想定した平易な説明と各章末に設けた練習問題がより深い理解に導く.
いつの時代にも政府や政治家,官僚が国民にとって望ましい政策を実行していないと嘆かれる.では彼らに望ましい政策を選択するインセンティブを与えることができるのか? 感情的になりやすい政治の議論を数理分析を用いて,冷静かつ論理的に展開することで,より良い政治に導く方法を考えるヒントが数多く示される.
対象講義: 数理政治学(フォーマルモデル),政治学方法論,公共選択論,政治経済学,公共経済学など
A5版(ソフトカバー) 230ページ 2000円(税抜き)
ISBN978-4-8332-2494-9
付記
書店には基本的においておりません.書店でご予約いただくか,直接出版社より購入してください.
もしくは,以下のサイトより入手可能です.
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本書を講義の教科書・参考書として使用していただいた教員の方に,本書内の練習問題解答例集を提供します.お手数ですが,教科書・参考書として指定されたことがわかるシラバスを添付,あるいはサイトを示していただいたうえで,ご所属先のメールアドレスを用いてyasushi.asako [at] waseda.jpまでご連絡ください.
章目次 (
詳細な目次:pdf file
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序章
第1章 合理的個人の意思決定
第2章 アローの不可能性定理
第3章 選挙制度
第4章 政治的競争I:基礎
第5章 政治的競争II:拡張
第6章 有権者
第7章 アカウンタビリティ
第8章 議会
第9章 利益団体
第10章 官僚
おわりに
付録A 数理分析の基礎
付録B 確率的投票モデル
紹介記事・書評など
『公共選択』68号(2017年7月)に書評が掲載れました.評者は香川大学堤英敬教授です.
『図書新聞』
2016年9月10日号
にインタビュー記事(「人間に寄り添った数理から冷静に政治の本質を考える」)が掲載されました.
『週刊東洋経済』2016年8月6日号に書評が掲載されました.評者は中央大学江口匡太教授です.
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